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マフラー背面に付けられたブリッジと、J-フック型のブラケットで前後に広くスライドし、調整固定できるマウントシステム。
MCMでもSUPERIORと全く同じマウントシステムが採用されていました。
現代的な物に比べると少々野暮ったいですが、オールドスクールなスタイルのマウントです。

インレットのロウ付けされた一体式の「ビルトインクランプ」は、SUPERIORスタイルのブラケットタイプになります。
対してMCMのオリジナル品は、現代でも散見するクランプ用の切込みの両サイドに締め付けボルトを通すための小さなパイプが付けられたタイプのクランプになります。
差込径は、基準の1-3/4インチ(44.5ミリ)パイプに加え、材料の流通が無いため国内で広く代用されている45ミリのパイプにも対応しています。インチパイプでクリアランス過多になるのを防ぐ為、ミリパイプには若干キツめの差込に設定してありますが、問題なく装着可能です。

MCMのオリジナル品は、1枚のプレートをエンドのベルチップと一緒に固定するシングルバッフルですが、こちらの製品はプレート2枚をウィングナットで固定するSUPERIORタイプの「ダブルバッフル」を使用しています。
ベルのエンドにフィッシュテールが付けられた「フッシュテール ベルチップ」は、フィッシュテールは勿論のこと、ベル部分も含めてMCMのオリジナル品を元に形状を再現していますので、ベル部分からフィッシュテールへの移り変わりもオリジナル同様、間延びする事なくバランス良くコンパクトにまとまっています。
また、MCMオリジナル品のベル部分は、重いフィッシュテールを支えるには厚みが薄く貧弱なので、SUPERIORと同等な厚みに改良しています。

MCMオリジナル品のフィッシュテールベルチップは、ボルト3本でメガフォンに固定されているので、右側用、左側用と品番が分かれており、バイクの左右で使用する場合にボルトのパターンを左右対称にするには、右用、左用、それぞれ用意する必要があり、現在それを探し出す事は、ほぼ不可能ですが、このレプリカマフラーは将来にわたり幅広く使用できるようにするため、MCMで使用されていた、やや大きく目立つ六角ボルトではなく、SUPERIORで使用されていた小径の丸ネジを使用して、固定する本数を4本留めに変更する事で見た目とバランスを壊すこと無く左右兼用へと改良しています。